2011年4月6日水曜日

輝く星は涙する。

黒い空。


果てしない闇。


星が、散り散り輝きだす。


空ろな囁きが空を駆けて、涙の麓に。


指先に落ちる一つの欠片。

眩いばかりのその欠片は


徐々に輝きを失う星の涙。


黒くなり、元の闇へと砕け散り。




いつかまた、輝き夜空を彩る。




消えないで。

泣かないで。

僕の声が届くなら。

流れる涙を僕にください。


輝く君の欠片を。


今日も星は見えなかった。



声も聞こえない。



暗闇が僕を包み込む。

闇。

夢をみた。


涙の行方。


星の声が僕の名を呼ぶ。



ああ、そうだ。


星は僕だった。


来たりし輝きの時。


僕は空をかける。


そして誰かの指先を下る、欠片へと。














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